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児童向けトレーニングゲーム

「トレキング」について詳しくは、
下記の公式サイトをご参照ください。

https://www.dcd-lab.jp/

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笹田教授からメッセージ

「できないのは体験不足だから」ということをよく耳にします。体験不足、それで話が終わってしまうことがあります。体験させれば、そのうち自然とできるようになるのでしょうか。体験させるとは、どんなことをさせるのでしょうか?

筋力強化トレーニングや体幹トレーニング、体育プログラムなど、色々ありますが、、、、、能力以上の運動課題では失敗して自信をなくしてしまいます。子どもにとって、ちょうどよい運動課題を見つけ、楽しく継続できるトレーニングが求められます。

その1つがトレキングです。トレキングを活用することで、苦手だった運動ができるようになり「小さなできた」が実感できるようになり自信が生まれます。いきいきと自ら体を使っていきます。体を使うことは、こんなに楽しいものなんだなぁと、子どもたちに、もっともっと感じてほしいと思います。

平岩博士からメッセージ

座ることはできるけれども、すぐに姿勢が崩れる、立っているとすぐに何かによりかかる、そういう子どもたちを目にしたことはありませんか?

発達性協調運動障害は全体的な発達の中で、体をバランスよく使うことが苦手なので、そうした子どもたちは実はこれだったのかもしれません。子どもたちの5%(男子に多い)程度と考えられていますが、わが国では知られていないために「気合が足りない」「集中していないからだ」などと精神論で片づけられることが多かったです。また運動系では再現性の高いトレーニング方法がなかったために、有効なトレーニングも国際的にもありませんでした。

今回は私たちが監修してMixed-Reality(MR)を用いた、再現性の高い、ゲーム形式のトレーニングを開発しました。そして運動の苦手な子どもたちに3か月のトレーニングをして、ゲームの得点も姿勢保持も改善することが明らかになりました。悩んでいる子どもたちの役に立つことができればと願っています。

「トレキング」を活用した3ヶ月間のトレーニング効果についての論文が、日本発達系作業療法学会が発行する「日本発達系作業療法学会誌第9巻第1号」(2022年3月発行)に「発達性協調運動障害のある小学生に対する複合現実技術を取り入れた運動プログラムの効果」として発表されました。